第6回全国空手道古武道大会
2016年11月27日(日)、神奈川県川崎市とどろきアリーナにおいて、第6回全国空手道古武道大会が開催されました。この大会は、月心会の全国大会が関東地方で開催されない場合に総本部が主幹となって開催されるものです。本年は宮城県で全国大会が行われたので、2年ぶりの開催となりました。
試合種目も多様で、通常の親子型、個人型、組手試合に加え、古武道の型試合や棒術組手、ヌンチャク組手、夫婦型、家族型、兄弟型、果てはケンケン拳法なる月心会独自の組手スタイルによる組手試合など、数多くの種目があるのが大きな特徴です。ただし、参加できるのは一人3種目までなので、各人相当吟味して参加種目を決める必要があります。
熊本城北地区本部からは、4名の選手が参加しました。
地震の影響で夏の全国大会に参加できなかったキョウコ選手は、個人型の部で見事全国大会の覇者に勝利して優勝しました。全国大会に参加できなかった分この大会にかける思いは強く、全国大会の連覇はならなかったものの、今回の大会でしっかりとその健在ぶりをアピールしてきました。
古武道の部では決勝に進出したものの、3月の九州オープンでも敗れた選手に、再度の敗戦で準優勝となりました。当面この選手に勝つことを目標としその技に磨きをかけていくことでしょう。
他流型の部では準優勝となりましたが、決勝の相手は全国に名を轟かす、普段の試合では絶対に対戦することのない方。負けて元々ですが、決勝戦で相まみえることができただけでも感激だったとのことでした。
コウキ選手とコーシロー選手は兄弟型の部に出場。見事に優勝を果たしました。また、コウキ選手は続く他流型の部、個人型の部も制し3冠を達成。今大会のMVPに選出されました。全部優勝を狙っていたのでプレッシャーもあったとは思いますが、さすがに大舞台を何度も経験している彼。期待通りに結果を出すことは難しいことですが、それをあっさりやってのけるところに彼のすごさがあると思います。
コーシロー選手は先述の兄弟型で優勝し、古武道の部でも優勝しました。実は古武道の部はコウキ選手も出場予定だったのですが、もしかしたら少年段の部として同じクラスになるかもしれないということで、本部長がコウキ選手を他流型にまわしたのでした。結果的に本部長ナイス判断。コーシロー選手が見事優勝を飾りました。しかし、例えコウキ選手が出場していたとしても、それを破って優勝できるようにまだまだ頑張らなければなりませんね。個人型の部では3位となり、全国大会のリベンジはなりませんでした。全体的にまだまだ未完成ですので、指導する方としては本当にこれからが楽しみな選手です。
ユウヒ選手は古武道の部で見事準優勝に輝きました。この1年でメキメキと力をつけてきていたので、優勝を狙っていましたが一歩及ばず。個人型の部でも型自体はとても良いのに何かが足りないといった感じ。試合は結局他人が判断して結果が決まるもの。試合に勝とうと思ったらそこを意識しないといけない。本来型とはそういうものではないのですが、もう少し「試合」というところに意識を向けると良いかもしれませんね。
次の日曜日は、3週続く連戦の最後の大会であり今年最後の大会。コウキ選手、コーシロー選手も疲れがあるとは思いますが、しっかりがんばってほしいと思います。
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